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タイトル |
【謝恩価格本】もっと知りたいミュシャ() |
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本書はアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)の生涯に沿って、代表作を紹介するコンパクトな評伝画集です。モラヴィア(現チェコ)の小さな町を出て、花の都パリで一躍時代の寵児となって活躍するも、望郷の念やみがたく50歳の頃に祖国に帰り、後半生をスラヴ民族のために尽くした画家ミュシャ。その生涯を見渡すと、よく知られたミュシャ像とは異なる真実が見えてきます。
「忘れてならないのは、我々の知るミスター・アール・ヌーヴォーとしてのミュシャは彼の一面にしかすぎないことである。彼がその華やかで優美な作品により、いかに〈パリ化〉したように見えても、彼の血はスラヴ民族のそれであり、彼の意識の底にあったのは一貫してスラヴ民族の誇りであった」(本書より抜粋)。本書では華麗なるアール・ヌーヴォーの画家、デザイナーとしてのミュシャはもちろん、ミュシャの民族主義、祖国愛についても多くのページを割いて解説しています。