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タイトル |
【謝恩価格本】ほんのなかのほんのなかのほん() |
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主人公のトムくんが楽しみにしていた海水浴なのに、パパとママは遊んでくれない。ちょっと冒険と一人でおさんぽ。夕方になり帰り道がわからなくなってしまったトムくんの足元に、誰かが忘れていった本が一冊。トムくんがその本をひらいてみると…。今度はトムくんの スキー旅行のお話がはじまります。トムくんが楽しみにしていたスキー旅行なのに、パパとママは遊んでくれない。ちょっと冒険と一人でおさんぽ…。
本のなかに実際に2冊の本が綴じこまれた絵本。言葉は同じで、違う場所での物語が展開します。主人公は物語のなかでどこに行ったのでしょうか。物語の最後で主人公ははればれとした表情です。経験したのは、本を読むということだったのでしょうか、または本の中に入り込んで冒険してきたのでしょうか、はたまたすべてが夢だったでしょうか。
「いながらにして違う世界を旅できる」「同じことばでも違う絵がつくことでちがう世界が広がる」そんな本という存在のおもしろさを、物語のなかで味わうことができる、何だか深(ふか)おもしろい絵本です。