「内戦」とは何なのか。何故これほどまで、われわれを苛むのか。ハーヴァード大学歴史学教授による、初の「内戦」の思想史。古代ローマ以来2000年の思索を辿り、われわれの世界観に食い込んだ「内戦」の意味を明らかにする。歴史認識の転換を迫る、壮大な思想のグローバル・ヒストリー。The Economistなど書評多数。待望の邦訳。解題=成田龍一(近現代日本史)
凡 例
序章 内戦との対峙
第一部 ローマからの道
第一章 内戦の発明ーーローマの伝統
第二章 内戦の記憶ーーローマ人の描く心象
第二部 初期近代の岐路
第三章 野蛮(アンシヴィル)な内戦ーー 一七世紀
第四章 革命の時代の内戦ーー 一八世紀
第三部 今日への道
第五章 内戦の文明化ーー 一九世紀
第六章 内戦の世界ーー二〇世紀
結論 言葉の内戦
あとがき
解題……………成田龍一
訳者あとがき
参考文献一覧
注
索 引