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タイトル 愛国の構造(アイコクノコウゾウ)
著者名 将基面 貴巳(ショウギメン タカシ)
出版社名 岩波書店
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784000613545
書籍のサイズ 単行本
発売日 2019年07月26日頃
販売価格 5,170
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国家が「愛国」の対象となったのは歴史的偶然にすぎず、人は国を愛さないこともできる。愛の対象の実相を追って、キケロ、アウグスティヌス、ヴェイユ、ミュラー、福沢諭吉、清水幾太郎など古典古代から現代までの多様な愛国論を渉猟し、愛国の構造を追究した野心作。無自覚な国家信仰を掘り崩すために。 序 章 愛国という問題 第1章 愛国の系譜  1 一七世紀以前のパトリオティズム  2 一八世紀のパトリオティズム  3 近代日本における「愛国」の成立  4 パトリオティズムとナショナリズム 第2章 愛国の対象  1 政治共同体としての祖国  2 カントリーという概念とその周辺  3 現代パトリオティズム論における「祖国」  4 「祖国」の多様性 第3章 愛国的であるということ  1 忠誠としての愛国  2 自己犠牲としての愛国  3 愛国的な感情  4 現代における愛国の深層 第4章 愛国的である理由  1 愛国的であるべきではないという主張  2 「その国が評価基準を満たすから」という理由  3 「自分の国だから」という理由  4 愛国とアイデンティティ 第5章 愛国的ではないということ  1 外国人  2 非国民・売国奴・国賊  3 「聖性の移転」と宗教概念の問題性  4 現代パトリオティズム論における「愛国的ではないこと」  5 ナショナル・アイデンティティの聖性という問題 終 章 愛国の彼方へ  注  参考文献  あとがき  人名索引・事項索引






 
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