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タイトル 追跡 金正男暗殺(ツイセキ キムジョンナムアンサツ)
著者名 乗京 真知/朝日新聞取材班(ノリキョウ マサトモ/アサヒシンブンシュザイハン)
出版社名 岩波書店
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784000613866
書籍のサイズ 単行本
発売日 2020年01月30日頃
販売価格 2,090
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二〇一七年二月クアラルンプール国際空港で,一人の男が二人の女に神経剤VXを塗りつけられ殺された.「キム・チョル」名のパスポートを持ったその男の正体は,北朝鮮の最高指導者金正恩の異母兄,金正男だったーー.彼はなぜ殺されたのか,なぜマレーシアだったのか,実行犯二人は何者なのか.現地警察,実行犯の家族,そして金正男の友人まで綿密な取材を通じて真相に迫る. プロローグ  挟み撃ち/相次ぐ異変/容疑は「殺人」 第1章 歴史を変えたマレーシア警察の「ミス」  別名のパスポート/マレーシア警察の「ミス」/入れ墨のない影武者説/脳や心臓には「異常なし」/ジャケットから検出されたVX/三〇点を超す遺留品/持病の治療薬とバイアグラ  【資料】金正男司法解剖報告書 第2章 殺害までのカウントダウン  一年前の告白/一〇カ月前の熊本地震/七カ月前の商談/五カ月前の寄り道/二カ月半前のグルメ旅/三週間前の深酒/二週間半前の遅刻/一週間前の一人旅/事件前日の警戒 【資料】金正男と知人AのSNS交信記録 第3章 アイドルを夢見た実行犯  芸能界を志す心優しい末っ子/舞い込んだ撮影話/流行りの「いたずら番組」/男たちの素性/演技が完成した一一日前/撮影拠点を海外へ/同じ場所・時間帯で「訓練」/本番に備えて「おめかし」/黄色い液体で「いたずら」の決行/「WiFiありますか?」/警察のカメラに「にっこり」/爪から猛毒を検出  【資料】ドアン・ティ・フォン供述調書 第4章 工作員を好きだった実行犯  貧しくも敬けんな一家/友達にも明かさなかった実名/性風俗マッサージ店で住み込み/突然舞い込んだ「もうけ話」/撮影一回で給料四日分/自撮り動画に映り込んだ工作員/いたずら撮影で海外へ/一〇日前からの「本番モード」/空港で「いたずら」の打ち合わせ/わずか一瞬の犯行/「オイル」が放つ臭い/警察から逃げ隠れせず/手落ち捜査で猛毒の出処が不明に  【資料】シティ・アイシャの供述 第5章 暗躍する北朝鮮工作員  暗殺の「教育役」の影/悠然と一服して国外脱出/工作員たちの正体/空振りの逮捕/北朝鮮大使館の抵抗/逮捕できたのは「捨て駒」だけ 第6章 遺体をめぐる攻防  北朝鮮大使の「要求」/マレーシアの反撃/四八時間以内の国外退去処分/事実上の「人質」一一人/遺体も容疑者も北朝鮮へ/マレーシア政府に裏切られた遺族 第7章 黒幕不在の裁判  殺到する報道陣/「私は利用された」/死刑の可能性/突然の起訴取り下げ/消えない罪の重圧/事実上の釈放/あきらめきれぬ夢 第8章 残された謎  なぜマレーシアだったのか/どこから動向が漏れたのか/なぜ実行犯を殺さなかったのか/なぜ素人を使ったのか/なぜ殺されたのか/最期に何をしようとしたのか あとがき






 
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