自らに都合の良い思考、異論や批判の排除、過度のナショナリズム、敵の動機や能力の過小評価、文化的・人種的偏見ーー今もなお世界を覆う「戦争の文化」の本質を、真珠湾攻撃から原爆投下、九・一一事件、イラク戦争に至る日米の愚行を通じて描き出す。『敗北を抱きしめて』で知られる碩学の長年にわたる研究の集大成。
凡 例
第2部 テロ(承前)
第一〇章 原爆投下の論理
第一一章 原爆投下の心理ーー魅惑、美、理想
第一二章 取り戻せない悪
第3部 国家建設
第一三章 日本占領とイラク占領
第一四章 法、正義、犯罪
第一五章 市場原理主義
エピローグ
注
監訳者あとがき
索 引
【上巻目次】
日本語版への序文
凡 例
プロローグーーある探求の歩み
謝 辞
第1部 開 戦
第一章 屈 辱
第二章 情報活動の失敗
第三章 想像力の欠如
第四章 無垢、邪悪、忘却
第五章 戦略的愚行
第六章 天の恵み
第2部 テ ロ
第七章 「ヒロシマ﹂という暗号
第八章 テロ爆撃
第九章 原爆をめぐる葛藤
注