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タイトル 祝祭の陰で 2020-2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く(シュクサイノカゲデニセンニジュウニセンニジュウイチコロナカトゴリンノレットウヲアルク)
著者名 雨宮 処凛(アマミヤ カリン)
出版社名 岩波書店
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784000615297
書籍のサイズ 単行本
発売日 2022年03月28日頃
販売価格 1,980
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華やかに開催されるはずだった「復興五輪」に襲いかかったウイルス禍。一年後続くパンデミックの下無観客で実施された祝祭の陰にあったものとはーー。五輪準備で公園を追い出された野宿女性、困窮相談に届いた「臓器を売りたい」という声、聖火リレーが通る予定だった震災から9年目の福島。各地の現場から見た二年間の日本の記録。 はじめに 「平和の祭典」の裏側で プロローグ 幻の五輪出場を追憶する (久江雅彦) 第1部 二〇二〇年 未知のウイルス、延期された五輪と止まった日本 1 野宿していた公園を、オリンピックによって追い出された女性 2 長野・千曲川台風被害 二度失った「ふるさと」 3 出陣学徒壮行の地 戦場の扉だった競技場 4 3・11から九年 今も震災直後の光景が残る福島 5 所持金一三円、緊急事態宣言下のネットカフェ生活者 6 千葉・南房総 三度の台風被害、続くコロナ禍の二重苦 7 「原爆の子」の弟 聖火ランナーを目指して 8 コロナ禍の沖縄 那覇の子ども食堂 9 住民票のないホームレスには届かない特別定額給付金 10 パラリンピックを目指す全盲のランナー 11 北海道・釧路 自主夜間中学から見えるオリンピックの姿 12 「消滅可能性が最も高い」 群馬県南牧村 13 宮城県・気仙沼 二人残った親子のバッティングセンター 14 コロナ禍に追いつめられるクルド人家族 15 ヴィジュアル系バンドから歌舞伎町ホストへ 第2部 二〇二一年 コロナ禍で強行された東京五輪 16 遠隔操作ロボット OriHime が開く世界 17 陸前高田 逸品の牡蠣にコロナが襲いかかる 18 福島県浪江町津島 ふるさとを失って──帰還困難区域の今 19 埼玉県三郷市 コロナ重点医療機関から見えたもの 20 なぜ五輪ボランティアを辞退したのか 21 千葉県いすみ市・サーフィン会場周辺 近くて遠いオリンピック 22 広島名物・もみじ饅頭「にしき堂」 今が一番の危機 23 東京・品川 「コロナの発生源」と集中砲火を浴びた屋形船 24 東京・浅草 幻の五輪マラソン折り返し地点 25 電話相談会に届いた「臓器を売りたい」 26 東京・三河島 外国製に押され廃業したブリキ工場の誇り 27 北九州市 三三年間ホームレス支援を続ける牧師 28 川崎市 ヒジャブ姿で定時制高校の教壇に立つムスリム女性 29 東京・高円寺 コロナ禍でなぜか儲かるリサイクルショップ 30 島根県・石見銀山 パラリンピックを支える義肢装具会社 31 神奈川県・やまゆり園 障害者大量殺傷の現場と聖火 座談会 日本社会が取りこぼしてきたものと向き合う旅 (雨宮処凛 久江雅彦 堀 誠)






 
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