『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』
(書肆ユリイカ、一九五九/花神社、一九八八/童話屋、二〇〇〇)
原子童話
雪崩のとき
祖国
挨拶
天馬の族
繭
夜話
よろこびの日に
白いものが
今日もひとりの
私の前にある鍋とお釜と燃える火と
日記より
女湯
手
顔
悲劇
盗難
三十の抄
屋根
犬のいる露地のはずれ
貧乏
家
夫婦
月給袋
風景
用意
私はこの頃
ひめごと
この光あふれる中から
不出来な絵
ぬげた靴
風景
その夜
『表札など』
(思潮社、一九六八、二〇〇八/花神社、一九八九/童話屋、二〇〇〇)
シジミ
子供
表札
くらし
夜毎
旅情
海辺
島
えしゃく
崖
健康な漁夫
貧しい町
落語
海のながめ
土地・家屋
鬼の食事
愚息の国
銭湯で
公共
弔詞
唱歌
生えてくる
『略歴』
(花神社、一九七九、一九八七/童話屋、二〇〇一)
村
儀式
略歴
行く
定年
遥拝
町
へんなオルゴール
追悼
神楽坂
まこちゃんが死んだ日
ケムリの道
風俗
十三夜
河口
『やさしい言葉』
(花神社、一九八四、一九八七/童話屋、二〇〇二)
ことば
木のイメージ
還暦
跳躍
青い鏡
兵士の世代
坂道
洗剤のある風景
『レモンとねずみ』
(童話屋、二〇〇八)
レモンとねずみ
すべては欲しいものばかり
年を越える
ゆたんぽ
いじわるの詩
私の日記
夜の詩
墓
声
単行詩集未収録詩篇から
花のことば
いくさの季節
帰郷
下品な詩
黒い影
ふざけた謝罪
落伍
犬
駆けだす
この道
発言
掌上千里
記憶
それから
南極
道のはずれに
ラッシュアワー……だな
汗をかく
捨て科白
嫉妬
きこえない
鳥がなく
夜道
東京の夜
グラウンド
猫がなく
おでんやのいる風景
葉かげ
貝がら
たそがれの光景
夏の朝
言い草
(無題)
*
解説(伊藤比呂美)
石垣りん自筆年譜