訳者まえがき
第 一 回霊根を孕み源流が出ずること心性を持し大道が生じること
第 二 回妙理を悟り菩提を得たること妖魔を断ち元神に合すること
第 三 回四海も千山も手を拱き伏すこと冥界で十類の名を尽く除くこと
第 四 回弼馬の官など面白からぬこと斉天の名にも満足できぬこと
第 五 回大聖 蟠桃を乱し丹を偸ねること諸神 天宮に反く怪を捉えること
第 六 回観音 会に赴いて原因を問うこと小聖 威を施して大聖を降すこと
第 七 回八卦炉の中より大聖が逃れること五行山の下にて心猿を鎮めること
第 八 回仏陀 経典を造り極楽を伝えること観音 聖旨を奉じ長安に来たること
第 九 回袁守誠 算は妙なるも私心は無きこと老龍王 計は拙にして天条を犯すこと
第 十 回二将軍 宮門にて鬼を鎮ること唐太宗 地府より魂が還ること
訳 注