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まえがき
序 読書力とは何か
「本を読む読まないは自由」か
読書してきた人間が「本は読まなくてもいい」というのはファウル
「読書力がある」の基準は?
精神の緊張を伴う読書
文庫のスタイルに慣れる
新書五十冊
本は高いか
要約を言えることが読んだということ
新書は要約力を鍛える
読書力検定がもしあったら
社会で求められる実践的読書力
なぜ百冊なのか
有効期限は四年
本は「知能指数」で読むものではない
「小学校時代は本を読んだけど」の謎
定期試験に読書問題を入れる
顎を鍛える食らうべき書
歯が生え替わった本
日本は読書立国
総ルビ文化・世界文学の威力
読書力は日本の含み資産
the BookがないからBooksが必要だった
1 自分をつくる──自己形成としての読書──
1 複雑さを共存させる幅広い読書
2 ビルドゥング(自己形成としての教養)
3 「一人になる」時間の楽しさを知る
4 自分と向き合う厳しさとしての読書
5 単独者として門を叩く
6 言葉を知る
7 自分の本棚を持つ喜び
8 繫がりながらずれていく読書
9 本は背表紙が大事
10 本は並べ方が大事
11 図書館はマップづくりの場所
12 経験を確認する
13 辛い経験を乗り越える
14 人間劇場
15 読書自体が体験となる読書
16 伝記の効用
17 ためらう=溜めること
18 「満足できるわからなさ」を味わう
2 自分を鍛える──読書はスポーツだ──
1 技としての読書
2 読み聞かせの効用【ステップ1】
3 宮沢賢治の作品が持つイメージ喚起力
4 自分で声に出して読む【ステップ2】
5 音読の技化
6 音読で読書力をチェックする
7 読書は身体的行為である
8 線を引きながら読む【ステップ3】
9 三色ボールペンで線を引く
10 読書のギアチェンジ【ステップ4】
11 脳のギアチェンジ
3 自分を広げる──読書はコミュニケーション力の基礎だ──
1 会話を受けとめ、応答する
2 書き言葉で話す
3 漢語と言葉を絡ませる
4 口語体と文語体を絡み合わせる
5 ピンポンと卓球
6 本を引用する会話
7 読書会文化の復権
8 マッピング・コミュニケーション
9 みんなで読書クイズをつくる
10 本を読んだら人に話す
11 好きな文を書き写して作文につなげる
12 読書トレーナー
13 本のプレゼント
文庫百選 「読書力」おすすめブックリスト