序 資本=ネーション=国家について
1 理念と想像力なき時代
2 一九世紀から見た現在
第1部 交換様式
1 「生産」から「交換」へ
2 「交換」の今日的意味
3 五つの社会構成体
第2部 世界帝国
1章 共同体と国家
1 未開社会と戦争
2 国家の誕生
3 アジアの専制国家とギリシア・ローマ
4 封建制と自由都市
5 亜周辺のゆくえ
2章 貨幣と市場
1 商品交換とは何か
2 未開社会と原始社会
3 貨幣の起源
4 商人資本と金貸し資本
5 国家・貨幣・交易
3章 普遍宗教
1 普遍宗教と預言者
2 自由の相互性をめざして
第3部 世界経済
1章 国 家
1 世界帝国から世界経済へ
2 絶対主義国家の誕生
3 国家と暴力
4 官僚支配と福祉国家
5 国家の自立性
2章 産業資本主義
1 マニュファクチュアの時代へ
2 生産=消費するプロレタリア
3 技術革新による存続
4 自己再生的システム
5 資本の限界
6 資本への対抗
3章 ネーション
1 ネーションの誕生
2 共同体の想像的回復
3 想像力としてのネーション
4 美学と想像力
5 ボロメオの環
4章 アソシエーショニズム
1 カントの構想
2 プルードンの構想
3 軽視された国家
4 アソシエーショニズムのために
第4部 世界共和国
1 主権国家と帝国主義
2 「帝国」と広域国家
3 マルチチュードの限界
4 世界共和国へ
あとがき