地球1個分のキャパシティを超えない「続く世界」を目指す17のゴール。2030年の期限まで10年を切り、パンデミック下の今こそ、危機の時代の羅針盤としてその真価が問われている。日本政府の交渉官と開発・環境関係のNGO代表とが、SDGsのイロハ、交渉秘話、SDGsの現状、プロが見たその強みと展望などを漏れなく紹介する。
はじめにーー危機の時代の羅針盤
第1章 SDGsとは何か
1 持続する世界を作るための目標
2 強いられた変革
第2章 国連でのSDGs交渉
1 SDGsの起源
2 SDGsの合意まで
3 先進国と途上国との二分法を超えて
第3章 日本のSDGs
1 政府の政策
2 地域の持続可能性を見据えて
第4章 「地球一個分」の経済社会へ
1 企業を変える
2 労働と社会を変える
第5章 2030年までの「行動の10年」
1 SDGサミット
2 人間(People)のゴール
3 繁栄(Prosperity)のゴール
4 地球(Planet)のゴール
5 平和(Peace)のゴール
6 パートナーシップ(Partnership)のゴール
あとがき
SDGs(持続可能な開発目標)のゴールとターゲット