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タイトル グローバル・タックス(グローバル・タックス)
著者名 諸富 徹(モロトミ トオル)
出版社名 岩波書店
ジャンル 新書
isbnコード 9784004318583
書籍のサイズ 新書
発売日 2020年11月24日頃
販売価格 902
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所得税のフラット化、法人税率の引き下げ、タックス・ヘイブン利用による租税回避・・・。GAFAはじめ巨大多国籍企業が台頭する中、複雑化し、苛烈を極める「租税競争」。その巧妙な仕組みを解き明かし、対抗していくためにEU各国などの国際社会で模索が進む、旧来の国民国家税制と異なる新しい「課税主権」の在り方を展望する。 第1章 資本主義とともに変わりゆく税制  はじめに  1 グローバル化/デジタル化で問われる課税権力ーー本書の主題  2 資本主義経済と政策課税  3 問われるグローバル化への対応能力 第2章 グローバル化と国民国家の相克  1 グローバル化の税制へのインパクト  2 「租税競争」の進展と税負担のシフト  3 不公平性を強める税制 第3章 立ちはだかる多国籍企業の壁  1 タックス・ヘイブンへ持ち出される所得と富  2 租税回避のメカニズム  3 利益移転のカラクリ  4 無形資産ーー租税回避という錬金術を可能にするもの  5 どれほどの規模の租税回避が行われているのか  6 租税回避を助け、国際協調を妨げる者 第4章 デジタル課税の波  1 グローバルに広がるデジタル課税の波  2 なぜ国際課税ルールの見直しが必要なのか 第5章 新たな国際課税ルールの模索  1 新たな国際課税ルールは可能か  2 OECDによる新しい国際課税ルールの提案  【コラム】 税収効果を試算する 第6章 ネットワーク型課税権力の誕生  1 ネットワーク型課税権力とは何か  2 多国籍企業課税ベースの共有化ーー「独立企業原則」から「定式配分法」へ  3 歯止めとしての「グローバル最低税率」導入提案  4 「課税権力の新しい形」をめぐる攻防 第7章 ポスト・コロナの時代のグローバル・タックス  1 新型コロナウイルス感染症がもたらした衝撃  2 国境を越える課題とその財源調達ーーグローバル・タックスの理念と可能性  3 EU財政同盟への途? 終 章 租税民主主義を問う  1 国境を超える課税権力  2 歴史から将来を照射するーードイツの事例に学ぶ  3 多国籍企業・国家・租税民主主義 あとがき 参考文献一覧






 
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