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タイトル |
スタートアップとは何か(スタートアップトハナニカ) |
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イノベーションや雇用創出といった経済活性化への期待も寄せられるスタートアップ(創業間もない企業)。アカデミックな知見に基づきその実態を見定め、不確実性とリスクを負担し勝者になる可能性のある「挑戦者」への適切な支援を考える。新しい事業に取り組む「挑戦者」に対する社会の態度がいま問われている。
はじめに
第1部 スタートアップを知る
第1章 研究者の視点で見るスタートアップ
1 「スタートアップ」の意味
2 スタートアップの「光」
3 スタートアップの「影」
4 スタートアップに対する公的支援
第2章 多様な起業家とスタートアップ
1 多様な起業家タイプ
2 スタートアップの異質性
3 ポテンシャルの高い「従業員スピンアウト」
4 大学発スタートアップの可能性
5 多様性の理解に向けて
第2部 スタートアップの登場・成功を探る
第3章 スタートアップの登場要因
1 スタートアップの登場要因を探る理由
2 起業家の個人特性
3 新しい企業が誕生しやすい環境
4 「遺伝」対「環境」
第4章 スタートアップの成功要因
1 スタートアップの成功と失敗
2 創業後の「成否」の指標
3 成功のための三要素
(1)起業家が持つ資源
(2)スタートアップの企業特性
(3)創業後の戦略
4 創業時の条件の重要性
第3部 日本のスタートアップを考える
第5章 「起業家の登場」への処方箋
1 日本における起業活動の現在地
2 世界における日本の位置
3 起業無縁層と起業教育
4 企業と労働の流動性
5 起業の「量」対「質」論争
6 「起業家の登場」へ向けて
第6章 「スタートアップの成長」への処方箋
1 スタートアップの成長
2 リスクマネーの供給
3 成長支援における「企業年齢」
4 大企業の役割
5 「競争」という視点
6 スタートアップの成長に向けたその他の論点
おわりに
あとがき
参考文献