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タイトル |
過労死しない働き方(カロウシシナイハタラキカタ) |
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IT化、グローバル化、少子化等によって労働強化が進む中、中高年だけでなく若い世代にも過労死や過労自殺に追い込まれる人が増えている。どうしたらこの現状を変えていけるのか。多くの裁判を闘い、各地の高校で過労死防止の講演やワークルールの普及に努める著者が、過労死しない働き方や職場のあり方を実例をもとに提案する。
はじめに──二つの世界
第1章 生きることと働くこと
1 過労死とは
2 若者の過労死
なぜ退職の道を選ばなかったのか
被害者なのに、なぜ遺書で謝るのか
「死ぬより辛い」のになぜ働き続けたのか
周囲の人はなぜ助けなかったのか
公共性の陰にあったサービス残業
五人は、なぜ死ななくてはならなかったのか
3 中高年の過労死
労務管理がずさんな会社で
便利さの陰で
大手といえども
華やかさの陰で
超高齢社会到来の陰で
五人は、なぜ死ななくてはならなかったのか
第2章 健康な社会をつくるために
1 いのちと健康を第一とする価値観を
女工たちの悲哀
二四時間戦う人
2 業務量を調整し、必要な人員配置を行う
過労死をなくすには
過労死のリスクはどこに
3 過度な注文と過剰サービスのスパイラルを是正する
お客様のご要望にそって、だけでよいのか
4 公務員は働き過ぎでもよいのか
霞が関は不夜城?
真の住民ファーストを目指して
5 職場のハラスメントをなくす
罰則規定のないパワハラ防止法
国際条約
ハラスメントは人格権の侵害
抑圧の移譲
公共性の高い職場でのハラスメント
良きリーダーシップが悪しきパワハラを駆逐する
6 健康な職場をつくり健全な会社経営を
過労死と業務不正
CSRは足元の遵法精神から
7 労働についての学び
「働くこと」を学ぶ
遺族からのメッセージ
第3章 健康に働くためのワークルール
ワークルールの目的
従う義務の範囲
バイトの休憩時間
休日の取得は命令次第?
有給休暇って何?
求人票の記載と違うのってあり?
残業代がない!
少ないバイト料
賃金と売り上げの関係は?
ミスでバイト先に損害を与えてしまった!
バイト中にケガをしてしまった……
雇用形態と給与の関係
退職する権利
売り上げと解雇
内定とは?
マタハラされたら
これってセクハラでは?
パワハラに我慢できません!
労働組合って何?
相談窓口
参考文献