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タイトル |
石の肺 僕のアスベスト履歴書(イシノハイボクノアスベストリレキショ) |
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自身の電気工時代の体験を振り返り、被害の最前線を歩いた作家が、「静かな時限爆弾」アスベスト禍の実態を明らかにした傑作ノンフィクション。著者を襲うアスベスト曝露による胸膜炎。喘息の大発作。止まらぬ咳、熱、重い疲労感。不安と鬱……。職人仲間の肉声を交え、苦しみ続ける被害者の訴えを記す。(解説=武田砂鉄)
はじめに
序 章 国の指導で吹き付けた
第1章 電気工になった日
第2章 二足の草鞋(わらじ)を履く
第3章 ヤバイ現場
第4章 むなしき除去工事
第5章 アスベストとはなにか
第6章 時限爆弾はいつか目覚める
第7章 何をいまさら
第8章 アスベスト禍の原点を訪ねて
第9章 どこにでもある不滅の物質
終 章 親方との一夜
参考文献・取材協力者一覧
十三年目のあとがき(岩波現代文庫版への)
解説「戦禍」の中で ……………武田砂鉄