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タイトル |
かこさとし童話集 日本のむかしばなし その1(カコサトシドウワシュウニホンノムカシバナシソノイチ) |
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2018年に逝去したかこさとし氏は、240余りの小さなお話の原稿を残し、自ら編んで、さまざまなお話の種類に分類していました。「動物のおはなし」「日本のむかしばなし」「生活のなかのおはなし」「世界のおはなし」です。まだ本にしていないお話や、雑誌に掲載されたり、紙芝居としてかかれたお話を、亡くなる直前まで手を加えたり挿絵を描いて、童話集として編集をしていたのです。どの巻も、文字を読み始めた小さな子から小学生くらいの子どもたちに向けて、どこから読んでも楽しめるおもしろいお話をいっぱい収録しています。
4巻は、2冊あるうちの「日本のむかしばなし<その1>」。かこさんは、地方で講演をしたとき、地元の歴史をよく知る方たちから直接昔話などをうかがうのを、とても楽しみになさっていたそうです。そしてたくさんのお話を集めて、創作昔話を書いていました。昔話には思いをもって語り継がれてきたことがあり、人が生きていくうえで大切にしたい智恵も多くあります。よく知られた「てんぐのはなはな」「のきばとんとん、ふるやのもりぞう」や「うりこひめとアマンジャク」、日本にオオカミがいた頃のお話「鬼願寺のクロ」、かこさんのふるさと福井県の九頭竜のお話など32話を収録。
はじめに
おタミと杉の苗
てんぐのはなはな
のきばのとんとん、ふるやのもりぞう
ゆびきりやくそくうた・おてだまてまりうた
ブンという犬
青葉の君物語
物外不遷和尚のこと
そばのさんべえ
うりこひめとアマンジャク
鬼願寺のクロ
ギタギタすっぽん
カヨちゃんとシロ
天狗とばあさん
マタギの渋エ門
二人の男と白い船
しかとりしんきち くまうちぜんきち
すずめと山ねこ
二人の旅人
ナマズの呪文・ナマズの祈り
しずく山のばけねこ
ひょうたんカチカチすずめ
ひかげ村のごんた
きのいいきこり
てえてえ寺の物語
ベッチャー姫と「あめっち祭り」
火をふく大鳥
三人きょうだいと七首竜
出羽鬼猫騒動の事
甲賀三郎伝説集成
松木庄左エ門伝
九頭竜の話
お寺物語
解説
各作品について