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タイトル |
もうひとつのアンデルセン童話(モウヒトツノアンデルセンドウワ) |
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千葉県船橋市にある〈ふなばしアンデルセン公園〉を訪れたときのことです。たくさんの親子づれでにぎわう中、噴水のある広い池のわきにあるベンチに腰かけて、ペットボトルの水を飲んでいたら……1羽のハクチョウがとんできて、わたしに話しかけてきたのです。
「おとなと子どもがいっしょにいれば、かならず親子だと思うのはまちがいよ。親でも子でもないこともあるし、血のつながりのない親子もいれば、血がつながっていても、親子だとみとめてもらえないこともある。」
「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「はだかの王様」の3編を収録。『サブキャラたちの日本昔話』『サブキャラたちのグリム童話』につづく短編集第3弾。
まえがき
1 みにくいアヒルの子 語り手:ハクチョウのハンネ
2 人魚姫 語り手:皇太子妃づき侍女長 クリスチアーネ・フィンガー
3 はだかの王様 語り手:カール・シュナイダー
あとがき