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タイトル |
娼婦たちから見た日本 黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、チリ(ショウフタチカラミタニホン コガネチョウ ワタカノジマ オキナワ アキハバラ タイ チリ) |
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街は、女たちが彩ってきた。
男は、女たちが知っている。
黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、シンガポール、
フィリピン、マレーシア、チリetc.10数年、夜の街を行脚し続けた著者が紡いだ、女たちの日本史!!
本書に登場する娼婦たち
●黄金町の盛衰を見つづけた外国人娼婦
●沈みゆく島で信仰とともに生きるタイ人娼婦
●国策に翻弄されたからゆきさんと、じゃぱゆきさん
●ジャパーニーズドリームの体現者・アニータのいま
●沖縄、フィリピン、タイ。基地の町でネオンに当たり続ける女たち
●無自覚に“お散歩JK”に入っていく秋葉原の少女
もの言わずに、日本各地の売春街から消えていったじゃぱゆきさんや、日本人娼婦たち。
日陰に生きる彼女たちは、社会の弱者でもある。彼女たちの身に起ったことは、次に私たちに起ることである。
彼女たちは、日本人をどのように見てきたのか。そして、日本社会をどう捉えてきたのだろうか。
プロローグーー空気のように、常に娼婦たちはいた
第一景 売春街は死に、外国人娼婦は溶けたーー神奈川県横浜黄金町
第二景 四百年の歴史を娼婦は灯すーー三重県渡鹿野島
第三景 国策に娼婦は殺されたーー東南アジア、熊本県天草
第四景 ジャパニーズドリームを娼婦は体現したーーチリ、フィリピン、タイ
第五景 娼婦は基地を抱き、基地に傷つけられるーー沖縄県
エピローグーー灰色の街に彩りを娼婦たちは与える
文庫版あとがき
主要参考文献一覧
解説 諸田玲子氏