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タイトル 老いてお茶を習う(オイテオチャヲナラウ)
著者名 群 ようこ(ムレ ヨウコ)
出版社名 KADOKAWA
ジャンル 小説・エッセイ
isbnコード 9784041148495
書籍のサイズ 単行本
発売日 2024年03月25日頃
販売価格 1,870
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サーチ
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齢六十八にして、お茶を習うことになった。事のはじまりは、今から二十年以上遡るのだが、当時、私の担当編集者の女性と、還暦を過ぎたとき、自分たちはどうしているかといった話をしていた。私は、 「いつまで仕事をいただけるかわからないけれど、仕事があればずっと続けていると思いますけどね」 といった。私よりも二歳年上の彼女は、 「私はお茶の先生ができればいいなと考えているのですけれど」 というので、 「そうなったら、私もお弟子になる」 といったのである。 (本文より) 第一章 古稀の手習い  人生で二回しか触れたことのないお茶/この方に茶道を習いたい/初めてのお稽古/炭手前を拝見する/お道具を拝見する/御菓子をいただく/帛紗を捌く 第二章 やる気はあるが、座るのが難しい  足の痛みに効く道具を探す/持参する道具を揃える/軽やかに動く? 第三章 ひと通りやってみる  準備を整えて、お茶室に入る/割り稽古をする/干菓子をいただく/薄茶をいただく/濃茶をいただく/どんな着物を着るのか/「実践」とはなんぞや/言われるがままのお点前/姉弟子・兄弟子のお点前/YouTubeで復習をする/またまた「実践」である/自分で自分がわからない 第四章 何もかも、うまくできない  釣り釜が揺れる/見立ての問答で焦る/右手と左手の鉄則/水を差す/嘘を教えてしまう、大失敗をする/ 第五章 違いを超えていく  人前で恥をかく/流派が違う/お稽古着の試行錯誤/茶道の着物の着方/長襦袢をどうするか 第六章 「道」どころではない  同じ動作が記憶からこぼれ落ちる/銘を考える/また違う棚が出てくる/仕覆を引っ掛ける/「精神性」が遠い 第七章 お茶がおいしく点てられない  初風炉におたおたする/末席のお役目/何度やっても忘れる/自服の味/許状をいただく 第八章 薄茶と濃茶の二本立て  いきなり濃茶がきた/お濃茶の拝見/抹茶茶碗を買う/次々新手が現れる ほか






 
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