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タイトル |
帝都の鬼は桜を恋う(テイトノオニハサクラヲコウ) |
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いにしえより、異能を持つ美しき“鬼”が存在する日本。
彼らは人間と同じ見た目ながら容姿端麗で、あやかしたちを従えて幕府を陰から支えていた。
だが時は移り、新たに権力を握った明治政府は彼らの力を恐れ、陰陽師に鬼やあやかしを狩り尽くすよう命じ、両者は敵対していたーー。
駆け出し陰陽師の桜羽(おとは)は、幼い頃に赤髪の少年の鬼に母親を殺され、それ以前の記憶を失っていた。
身寄りを失った桜羽を引き取り育ててくれた陰陽寮の長官・月影冬真(つきかげ とうま)への恩返しと、鬼への復讐を誓って任務に励んでいたある日、鬼らしき女を追った先で、桜羽は美しい鬼の頭領・焔良(ほむら)に捕まり、彼の邸に軟禁されてしまう。
燃えるような赤い髪と瞳を持った焔良こそ母の仇だと確信した桜羽は密かに命を奪おうとするが失敗。
さらに邸から解放されるための交換条件として、一時的に彼のパートナーになるはめに!
けれど、敵のはずの焔良はなぜか桜羽に甘く優しく接してきて……?
明治あやかし溺愛ファンタジー!
第一章
第二章
第三章
第四章
終 章
あとがき