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タイトル |
満洲国を産んだ蛇 関東州と満鉄附属地(マンシュウコクヲウンダヘビ カントウシュウトマンテツフゾクチ) |
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日露戦争で日本が勝ち取り、満洲国の母体となった【関東州】と【満鉄附属地】。あたかも「蛇」のように満洲国の心臓部に食い込み、脱皮を繰り返すその土地は、しかし満洲国とは全く異なる歴史を歩んできたのである。
最新の研究成果と徹底した現地取材から近代日本史の真実を読み解くー
日・中・露による相剋の歴史を今、見つめなおすための一冊。
【プロローグ】
【1】中国東北をめぐる露・日の角逐の激化
【2】ロシアの膨張ー関東州の起源ー
【3】日露戦争の展開と関東州の変化
【4】日本の関東州・満鉄附属地統治の開始(1905-09年)
【5】1910年代の関東州と満鉄附属地
【6】関東庁による関東州統治と関東軍の活動(1920年代)
【7】満洲事変と関東州・満鉄附属地
【8】「満洲国」と満鉄附属地返還問題
【9】日中戦争下の関東州と元満鉄附属地地域(1938-41年)
【10】太平洋戦争下の関東州と元満鉄附属地地域(1942-45年)
【11】ソ連侵攻と関東州占領
【エピローグ】関東州・満鉄附属地とは何であったのか