|
タイトル |
息が詰まるようなこの場所で(イキガツマルヨウナコノバショデ) |
|
タワマン文学の先駆者、窓際三等兵(かもしれない人の)初の書下ろし長編小説!
タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だーー。
大手銀行の一般職として働く平田さやかは、念願のタワマンに住みながらも日々ストレスが絶えない。一人息子である充の過酷な受験戦争、同じマンションの最上階に住む医者一族の高杉家、そして総合職としてエリートコースを歩む同僚やPTAの雑務。種々のストレスから逃れたいと思ったとき、向かったのは親友・マミの元だった。かつては港区で一緒に遊び回り、夢を語り合った二人だったがーー。
幸せとはなんなのだろう。
逃げ場所などない東京砂漠を生きる人々の焦燥と葛藤!
※紙書籍版カバー裏には、特別短篇「高杉隆の初恋」を収録(電子版には収録されません)。
※電子書籍版巻末には、特別短篇「目黒奈々子の後悔」を収録。
プロローグ
第一章 春 平田さやかの憂鬱
第二章 夏 平田健太の焦燥
第三章 秋 高杉綾子の煩悶
第四章 冬 高杉徹の決断
エピローグ