|
タイトル |
聖獣王のマント(セイジュウオウノマント) |
|
どうして、わたしなんかを選んだの?
行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。その口が発したのはーー「うまれかわりを、のぞまれますか?」「我が王よ」
かくして、チルは異世界に取り込まれる。破れたマントを胸に抱えて迷い込んだのは、かつて豊かな織物の国と呼ばれた動乱の国リスターン。
一度はすべてを諦めた無力な少女は、荒廃した国を救い、王となり得るのか。少女文学の旗手が贈る、ドラマチックロマンファンタジー。
『ミミズクと夜の王』から17年。こんな紅玉いづきを、待っていた!!
プロローグ 伝承の誓句
第一章 青い鳥と黄金
第二章 思い出をつむぐ糸の国
第三章 空白の玉座
第四章 夜に生まれる国
第五章 踊る強襲
第六章 終わりにしてはじまりの森
第七章 偽王と新王
第八章 果てのない未来の国
エピローグ 運命よりも強い恋