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タイトル |
マルクスその可能性の中心(マルクスソノカノウセイノチュウシン) |
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マルクス=ヘーゲル主義の終焉において、われわれは始めてマルクスを読みうる時代に入った。マルクスは、まさにヘーゲルのいう「歴史の終焉」のあとの思想家だったからだ。マルクスの「可能性の中心」を支配的な中心を解体する差異性・外部性に見出す本書は、今後読まれるべきマルクスを先駆的に提示している。価値形態論において「まだ思惟されていないもの」を読み思想界に新たな地平を拓いた衝撃の書。
1 マルクスその可能性の中心
2 歴史についてーー武田泰淳
3 階級についてーー漱石試論1
4 文学についてーー漱石試論2
5 あとがき