|
タイトル |
吉本隆明初期詩集(ヨシモトタカアキショキシシュウ) |
|
東京下町の少年時代、山形米沢の高工時代──「巡礼歌」「エリアンの手記と詩」など習作期の詩作と第1詩集「固有時との対話」第2詩集「転位のための十篇」を収める。敗戦後の混乱した社会に同化できない精神の違和と葛藤を示し、彷徨する自己の生存をかけた高い緊張度により支えられる自選初期詩集54篇。
I初期
巡礼歌
老工夫
童子像
夜番
劇場
エリアンの手記と詩
かなしきいこひに
哀歌
(海の風に)
挽歌
冬の夜
風の地
地の夕映え
春の労働
少女
青い並木の列にそひて
夕の死者
暁の死者
緑の聖餐
風過
〈ひとつの季節〉
〈祈りは今日もひくい〉
〈秋風はどこから〉
〈壁画のやうな詩〉
〈来歴〉