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出口なき闇の時代、もはや有事といってよいほどの混迷を極める現代。いったい私たちはどこへ向かっていこうとしているのか。そしてどこに辿り着こうとしているのか。法然、親鸞の思想の核心をなす「他力」につき動かされた著者が、困難な時代を生きぬくための100のヒントを指示した、必読のベストセラー! (講談社文庫)
困難な今を生きぬくための100のヒント。出口なき闇の時代、もはや非常時ともいえる現代。法然、親鸞、蓮如の思想の核心をなす「他力」につき動かされた著者が、乱世を生きるための勇気を与えてくれる本。
(1)〈他力〉、という不思議な感覚
(2)「できないものはできない」と思う
(3)〈非常時〉を生きぬく強い思想
(4)〈本願他力〉こそ生命力の真の核心
(5)私を支えてくれた三人の言葉
(6)法然はなぜ確信をもって人々に語ったのか
(7)目に見えない大きな力を実感する
(8)向こうからやってくるもの
(9)人事をつくすは、これ天命なり
(10)〈他力〉の道もまた難きかな
(11)「やさしく」「ふかく」「ひろく」
(12)立ちすくむ今日の狭間に
(13)いま〈他力の風〉の気配を感じて
(14)人の手本にはなれないが見本にはなれる
(15)四百四病を体の中に抱えた存在
(16)延命は、はたして意味のあることなのか
(17)生きている人間はすべて病人である
(18)いまの医療に欠けているもの
(19)今日が最後の一日になるんだぞ、と
(20)世界のすべては物語だと考える
(21)自分を信じ、自分を愛することが出発点
(22)低きにつく、という考え方
(23)四つの「思うに任せぬこと」を背負って
(24)本物のプラス思考は、究極のマイナス思考から
(25)人生の峠にたたずんで考える下山の道
(26)目に見えない大きな宇宙の力
(27)「諦める」ということの意味
(28)「透明な存在である自分」へのいらだち
(29)人生は自分で放り出すほどにはひどくない
(30)物語をつくる想像力がキレた結果が
(31)本心をひた隠しにして生きている人々
(32)先生も親もやわらかな心が欠けているのでは
(33)〈悲〉という感情がものすごく豊かな人
(34)自殺と他殺は背中合わせの関係
(35)たったひとりの自分が廃虚に孤立して
(36)自分自身すら愛することができないとき
(37)深く悲しむ人ほど強く歓ぶことができる
(38)強く悩み迷うことから本当の確信が生まれる
(39)ひとりぼっちだという疎外感
(40)「脳死は人の死」の考えの底にあるもの
(41)いま、無常の風が、吹いている
(42)あるがままの自分を信じるために
(43)常識に合わないことを大切にする
(44)心に残るものこそ忘れない
(45)信仰や本当の情報は〈面授〉でしか伝わらない