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タイトル |
偶然完全 勝新太郎伝(グウゼンカンゼンカツシンタロウデン) |
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こんな痛快な男はもうどこにもいない。「大統領や首相の代わりはできるけど、勝新の代わりは誰ができるんだ?」「今後はパンツをはかないようにする」「俺としゃぶしゃぶか? 一つ“シャブ”が多いんじゃないか?」脚本を破壊し、役柄に自らを同化させることを是とした名優、勝新太郎。彼の最後の「弟子」が描く、「最後の役者」勝新の真実とは。--みんな勝新が大好きだった!
こんな痛快な男はもうどこにもいない。
「大統領や首相の代わりはできるけど、勝新の代わりは誰ができるんだ?」
「今後はパンツをはかないようにする」
「俺としゃぶしゃぶか? 一つ“シャブ”が多いんじゃないか?」
脚本を破壊し、役柄に自らを同化させることを是とした名優、勝新太郎。
彼の最後の「弟子」が描く、「最後の役者」勝新の真実とは。
ーーみんな勝新が大好きだった!
巨大なベンツで夜ごと銀座に繰り出し、一見怖いけど本当は人懐っこくてやさしい昭和の大スター、1931年11月29日生まれの勝新太郎は、2016年、生誕85年という節目の年を迎える。
著者は、かつて『週刊ポスト』に連載されていた勝新による人生相談の担当編集者で、晩年の勝新と濃密な時間を過ごした最後の「弟子」。
「映画よりもおもしろい人生を歩んだ勝新太郎をもっと知ってほしい」 「この生き様こそ、勝新太郎の最大の作品ではないか」……かねてからこんな思いを抱き、勝の最後の「弟子」を自任する著者が、多くの関係者に取材を重ね、新たなエピソードを次々と発掘。豪傑を絵に描いたような人間・勝新太郎の「素顔」に迫った単行本を加筆・修正して文庫化。
文庫版だけに、プロインタビュアーでプロ書評家の吉田豪の解説を収録!
プロローグ
第一章 何度呼んでも起きまへん
第二章 資本金ってなんだい?
第三章 中村玉緒との夫婦生活
第四章 俺が座頭市なんだ
第五章 勝プロダク損
第六章 百年早い
第七章 仲代とは終わったな
第八章 石原裕次郎とどっちが格好いい?
第九章 騙したい奴には騙されてやればいい
第十章 大変なことが起こったんだ
第十一章 神が降りて来ない
第十二章 今後はパンツをはかないようにする
第十三章 俺の弟子になったんだって?
第十四章 なんで、ここなんだい?
エピローグ
あとがき
解説 吉田豪
(目次より)