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タイトル 凡庸な芸術家の肖像 上 マクシム・デュ・カン論(ボンヨウナゲイジュツカノショウゾウジョウ マクシムデュカンロン)
著者名 蓮實 重彦(ハスミ シゲヒコ)
出版社名 講談社
ジャンル 文庫
isbnコード 9784062902717
書籍のサイズ 文庫
発売日 2015年05月09日頃
販売価格 2,750
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「凡庸」とは「すぐれたところのないこと」などといった相対的、あるいは普遍的な概念ではない。ルイ・ナポレオンのフランス第二帝政期に誕生した、極めて歴史的な現実であり、その歴史性は今なおわれわれにとって同時代のものなのだーー大作『「ボヴァリー夫人」論』(2014年)の執筆がすでに開始されていた1970年代、『「ボヴァリー夫人」論』を中断してまで著者を執筆に駆り立てた、現代批評の頂点。 講談社文芸文庫版への序文 『凡庸な芸術家の肖像』への序章 『凡庸な芸術家の肖像』第一部 I 蕩児の成熟 II 蕩児は予言する III 特権者の代弁 IV 開かれた詩人の誠実 V 韻文の蒸気機関車 VI 凡庸さの発明 VII 旅行者の誕生 VIII 芸術家は捏造される IX 仮装と失望 X 写真家は文芸雑誌を刊行する XI 編集者は姦通する XII 友情の物語=物語の友情 XIII 『遺著』という名の著作 XIX 自殺者の挑発 XV 教室と呼ばれる儀式空間 XVI 説話論的な少数者に何が可能か XVII イデオロギーとしての倦怠 XVIII 新帰朝者の自己同一性 XIX 日本人の模倣癖と残忍さについて XX 才能の時代から努力の時代へ 『凡庸な芸術家の肖像』第二部 I 崩壊・転向・真実 II 夢幻劇の桟敷で III 外面の痛み=内面の痛み IV シチリア島の従軍記者 V ふたたび成熟について VI バヴァリアの保養地にて VII 徒労、または旅人は疲れている VIII 文学と大衆新聞 IX 変容するパリの風景 X 物語的配慮とその許容度 XI 黒い小部屋の秘密 XII パリ、または数字の都市 XIII 排除さるべき落伍者たち 上巻への註






 
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