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タイトル |
宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで(ウチュウニオワリハアルノカサイシンウチュウロンガエガクタンジョウカラジュウノヒャクジョウネンゴマデ10100) |
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今から138億年前、宇宙はビッグバンで生まれた。実は「138億年」の時の流れは、宇宙にとってはほんの一瞬だ。宇宙は、人類誕生までの138億年を序盤のごく一部として含み、この先少なくとも「10の100乗年」に及ぶ、想像を絶する未来を有する。そんな遠大な未来に、宇宙は「終わり」を迎えるのか? 答えは本書にある。宇宙に流れる「10の100乗年」の時間を眺め、人類の時間感覚とは全く異なる壮大な視点に立つ。
◆「ビッグバンから138億年」は、宇宙の始まりにすぎなかったーー。
◆未来の果てに、宇宙は「終わり」を迎えるのか?
宇宙の歴史は138億年だ。138億年という長い歴史の到達点に、私たち人類の誕生があるのだ。……このような話を聞いたことがあるかもしれません。
確かに、宇宙は今から138億年前、ビッグバンで生まれました。では、宇宙はこの先どうなっていくのでしょうか? 宇宙が滅びるのは何億年先? 何兆年先? もし、遠い未来から現在という時点を振り返ってみたら、どのような時代に見えるのでしょうか?
実は、「138億年」は、宇宙にしてみればほんの一瞬です。宇宙は、人類誕生までの138億年を序盤のごく一部として含み、この先少なくとも「10の100乗年」(10の100乗は、1の後に0が100個続く数)に及ぶ、想像を絶する未来を有しています。
現在は、宇宙が誕生した「直後」です。「宇宙138億年の歴史」は、宇宙の始まりにすぎないのです。
138億年が一瞬に思えるような、そんな遥か遠大な未来に、はたして宇宙は「終わり」を迎えるのでしょうか? 本書に、その答えがあります。
本書は、宇宙に流れる「10の100乗年」の時間を眺め、人類の時間感覚とは全く異なる壮大な視点に立てる、知的冒険の書です。
■おもな内容
第1章 不自然で奇妙なビッグバンーー始まりの瞬間
第2章 広大な空間、わずかな物質ーー宇宙暦10分まで
第3章 残光が宇宙に満ちるーー宇宙暦100万年まで
第4章 星たちの謎めいた誕生ーー宇宙暦10億年まで
第5章 そして「現在」へーー宇宙暦138億年まで
第6章 銀河壮年期の終わりーー宇宙暦数百億年まで
第7章 消えゆく星、残る生命ーー宇宙暦1兆年まで
第8章 第二の「暗黒時代」--宇宙暦100兆年まで
第9章 怪物と漂流者の宇宙ーー宇宙暦1垓(10^20)年まで
第10章 虚空へ飛び立つ素粒子ーー宇宙暦1正(10^40)年まで
第11章 ビッグウィンパーとともにーー宇宙暦10^100年、それ以降
終章 不確かな未来と確かなことーー残された謎と仮説
補遺 宇宙を統べる法則
年表 宇宙「10の100乗年」全史