|
タイトル |
ブルーラインから、はるか(ブルーラインカラ ハルカ) |
|
夏休みが始まって10日目。
家を避け、市内の図書館に避難していたコタは、なまいきな小4の風馬に声をかけられる。
「もしひまだったら、ぼくの自由研究を手伝ってほしいんだ」
ほとんど話したこともない後輩からの頼みは、二人が住む広島ー尾道から愛媛ー今治を結ぶ「しまなみ海道」をチャリで渡りきること。
反発しながらも、風馬と一緒にしまなみ海道を渡り始めたコタ。
大きな橋、広がる海──。
さまざまな経験を共有し、互いのこともわかり始めたころ。不意に風馬が誰かを探しはじめ……。
孤独を癒す夏の日を爽やかに駆け抜ける、青春ロードノベル。
第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。
[選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]