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タイトル |
世界の凋落を見つめて クロニクル2011-2020(セカイノチョウラクヲミツメテ クロニクル/ニセンジュウイチ ニセンニジュウ) |
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東日本大震災・原発事故の2011年からコロナ禍の2020年まで、日本と世界が変容し、混乱した「激動の10年」に書き続けられた時事コラム集成。
この間、著者はニューヨーク、ロンドン、パリ、北京、ソウル、香港、台北、キューバ、イスタンブール、リオデジャネイロ、サハラ以南のアフリカ諸国、そして緊急事態宣言下の東京など、様々な場所と視点から世界の変貌=凋落の風景を見つめた。
私たちの生きる世界は、そして私たち人間は、どのように変わったのか。
全99本のコラムが「激動の10年」を記録する!
【目次より抜粋】
原発を語らず/北京の変貌/吉本隆明さんの思い出/ハバナの三島由紀夫/誰がテロリストなのか/ザハ・ハディト問題/ゴダールのFacebook?/慰安婦と赦し/日本死ね/佐村河内守は詐欺師なのか/非常事態発令下のパリ/サハラ砂漠の南へ/〈1968〉から50年/香港の天安門事件追悼集会/ジョギングの社会階層/コロナウイルスの日々/感染者はケガレか
【著者プロフィール】
四方田犬彦(よもた いぬひこ)
映画誌・比較文学研究家。エッセイスト。詩人。
東京大学にて宗教学を、同大学院にて比較文学を専攻。長らく明治学院大学教授として映画史の教鞭をとり、現在は文筆に専念。
著書に『親鸞への接近』『われらが<無意識>なる韓国』『日本映画史110年』などが、詩集に『わが煉獄』が、翻訳に『パゾリーニ詩集』がある。
サントリー学芸賞、伊藤整文学賞、桑原武夫学芸賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数。