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タイトル |
[ビジュアル版] 逆説の日本史4 完本 信長全史(ビジュアルバンギャクセツノニホンシ4カンポンノブナガゼンシ) |
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尾張四分の一国主」から天下人への軌跡
桶狭間の合戦で今川義元を打ち破った織田信長はこの後、美濃攻略をスタートする。今川家の領土である駿河、遠江には目もくれなかったところが、天下を見据え、目先の利益に捉われることのなかった信長の真骨頂だ。
美濃攻略までにかかった年月は7年。金華山頂に立つ稲葉山城(現岐阜城)を手にした信長は「天下布武」を標榜する。著者は岐阜城復興天守からの絶景を「ひょっとしたら日本一雄大な景色ではあるまいか」とした上で「人間界をいかに変革していこうかという織田信長の壮大なビジョンが感じられる」と絶賛する。本書は、この「絶景」から信長を論じるところから始まり、「尾張四分の一国主」というポジションから天下人となった信長の49年の生涯を丁寧に辿り、誤解だらけの素顔を明らかにする。「信長の史跡 今昔」「信長の末裔 健在なり!」「専門医が分析した信長の深層心理」など、サイドストーリーも充実。