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タイトル 池上彰の世界の見方 ドイツとEU(イケガミアキラノセカイノミカタ ドイツトイーユー)
著者名 池上 彰(イケガミ アキラ)
出版社名 小学館
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784093885805
書籍のサイズ 単行本
発売日 2017年11月20日頃
販売価格 1,540
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EUとは何か、ドイツの役割と共に解説 2度の世界大戦という苦い経験から、戦争のない平和な世界をつくるという大きな理想を掲げて誕生したEU。国境をなくし、通貨を共通にして、人、モノ、お金の移動を自由にしていった。 しかし、移民や難民の流入を招いてEUの結束は揺らいでいる。イギリスがEUからの離脱を決め、各国で自国第一を掲げる政党勢力が伸長した。 理想と現実の狭間で悩むEUはどこに行くのか? 実は統合にはドイツが強大になるのを抑え込む意味もあった。しかし、今やドイツはEUのリーダー格になっている。戦後のヨーロッパでのドイツの役割と共にEUを読みとく、池上オリジナル解説。 本書は、池上さんが選ぶ独自のテーマで、世界の国と地域を解説する「池上彰の世界の見方」シリーズの5冊め。都立戸山高校での特別授業をもとに構成。 【編集担当からのおすすめ情報】 ヨーロッパでリーダーシップをとるドイツを視座にEUを解説するところが池上オリジナルです。原発廃止、移民・難民の積極的受け入れなど、日本と反対の選択をしているドイツの戦後の歩みは、知らないことがいっぱいです。 はじめに 第1章「統合前史」から見るEU EUはノーベル賞を受賞している/現代社会の起源は、ヨーロッパにあった/第二次世界大戦が終わり、東西冷戦が始まった/そしてNATO軍だけが残った/ロシアの脅威におびえるヨーロッパ/国境をなくせば、戦争もなくなる?/自主独立だったユーゴスラビア/人道的介入は是か非か 第2章「統合の始まり、加速、挫折」から見るEU すべては「ベイシック・シックス」から始まった/アルザス=ロレーヌは、フランスか? ドイツか?/EUの旗に描かれた12の星の意味/EUに加盟しないスイス/肥大化するEUの悩み/シェンゲン協定で国境がなくなった 第3章「通貨統合(ユーロ)」から見るEU 使わなくてもお金が半分になってしまう/ユーロではなく「ECU(エキュ)」になるはずだった?/500ユーロ紙幣は誰が使う?/ユーロの弱点が露呈した/ギリシャ経済は回復するのか?/民間企業が国をランク付けする?/ギリシャの姿は、借金大国日本の未来? 第4章「ヒトラーと戦後」から見るドイツ 民主主義がヒトラーを生んだ/『アンネの日記』からユダヤ人への同情高まる/キリスト教徒がユダヤ人を嫌った理由/迫害されたユダヤ人の生きる道/東西ドイツは、冷戦の縮図/ベルリンの壁は、どこにあった?/ベルリンの壁は1枚じゃない/国民投票の危うさ 第5章「EUのリーダー」から見るドイツ 手を挙げないメルケル首相/反省と復活への道のり/イスラエルの議会で拍手されたメルケル/東ドイツの戦後教育/消えないドイツへの警戒心/資本主義と社会主義の一大比較実験になった/「欧州の病人」と呼ばれた/宗教もドイツ復活の原動力?/ドイツ=質実剛健ではない?/日本との比較/ドイツは原発を廃止した 第6章「難民・移民・テロ」から見るEU イギリスのEU離脱/EUを揺るがす難民問題/「自国第一主義」が台頭した/EU統合の根幹が揺らいでいる/トルコがEUに加盟できない理由/トルコがEUの難民問題の鍵を握る/急ぎすぎた統合への反省 EU加盟国データ ドイツとEU略年表 おわりに






 
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