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タイトル 日本の近代 猪瀬直樹著作集2 ペルソナ 三島由紀夫伝(ニッポンノキンダイイノセナオキチョサクシュウ2ペルソナミシマユキオデン)
著者名 関川 夏央/鹿島 茂/船曳建夫/大岡 玲/猪瀬 直樹(セキカワ ナツオ/カシマ シゲル/フナビキタテオ/オオオカアキラ/イノセ ナオキ)
出版社名 小学館
ジャンル 小説・エッセイ
isbnコード 9784093942324
書籍のサイズ 単行本
発売日 2001年10月30日頃
販売価格 1,540
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天才作家が目指した世界と、その宿命を独自の取材で描く渾身の評伝 樺太庁長官にまでなりながら、その後躓いて不遇の晩年を過ごした祖父と、祖父の利権の残る農商務省に入りながら、仕事に打ち込むことのなかった父。本書はまず三島由紀夫を生んだ平岡家の系譜を丹念にたどり、「近代」と官僚の関わりを明らかにしていく。さらに、大蔵省をわずか9か月で辞め、文壇に転身した三島由紀夫の作品にも一族の中に色濃く流れる官僚の血が顔を覗かせると指摘、衝撃的な割腹自殺までの道程を、独自の着眼点で検証する。単なる作家論でもないし、学術書でもない。ある事実から仮説を立て、その仮説を証明する事実を丹念に蒐集する。つまり細部はすべて事実から成り立っているが、大きな仮説を楽しむための文学である。






 
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