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タイトル 日本の近代 猪瀬直樹著作集4 ピカレスク 太宰治伝(ニッポンノキンダイイノセナオキチョサクシュウ4ピカレスクダザイオサムデン)
著者名 関川 夏央/鹿島 茂/船曳建夫/大岡 玲/猪瀬 直樹(セキカワ ナツオ/カシマ シゲル/フナビキタテオ/オオオカアキラ/イノセ ナオキ)
出版社名 小学館
ジャンル 小説・エッセイ
isbnコード 9784093942348
書籍のサイズ 単行本
発売日 2002年02月28日頃
販売価格 1,540
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「井伏さんは悪人です」。太宰治の遺書の謎に迫る本格評伝ミステリー 太宰治といえば常に死を追い求めるひ弱な男で、ついには自分に『人間失格』の烙印を押して死を選んだ、というイメージだった。本作では、遺書に書かれた「みんな、いやしい慾張りばかり。井伏(■二)さんは悪人です」という一文に着目、綿密な取材によって、師と仰いだはずの文豪との確執や、度重なる自殺未遂に隠された目論見などを解いていく。ここで描出された太宰はけっして厭世的な男ではなく、小説のために目標を設定しては破壊する勤勉さを持ち、懸命に生きようとしていた……固定観念に縛られた従来の評伝では見えなかった人間くさい太宰は、妙に魅力的である。河村隆一主演で映画化も決まった『日本の近代 猪瀬直樹著作集』の第4巻。






 
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