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タイトル |
若殿八方破れ(二) 木曽の神隠し(ワカトノハッポウヤブレ ニ キソノカミカクシ) |
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迫りくる空飛剣!危うし、十万石の跡継ぎ!
忠臣の仇を討つため、筑後久留米を目指す真田俊介。同行するは、守り役の爺こと海原伝兵衛と天才剣士・皆川仁八郎。そして、病に倒れた母のため長崎を目指す女児おきみ。
仇敵・似鳥幹之丞を追い、一行が立ち寄った中山道馬籠近くの茶店に突如、轟音が響いた。何者かが放った凶弾が、俊介を襲ったのだ。しかし、すんでのところで俊介は難を逃れる。
ところが、流れ弾が材木商の敦左衛門にあたってしまう。敦左衛門を医者のもとへ担ぎ込む俊介。敦左衛門は命を取り留め、犯人探索に後ろ髪をひかれながらも、先を急ぐ一行。
中山道に別れを告げ、下街道・釜戸宿へとたどり着いたところで、おきみが姿を消してしまう。銃撃してきた犯人にかどわかされたのか、それとも神隠しに遭ったのか……。行方を捜すべく、一行は協力者を求め名古屋へ向かう。
そこで、仁八郎の友垣にして柳生新陰流の遣い手・井戸田保之助や町奉行所の同心・稲熊郷蔵の協力をあおぐも、おきみの行方は掴めなかった。そんな矢先、一行に声をかけてきた人物がいた。男はなんと、江戸で俊介の寝込みを襲った弥八だったーー。
息もつかせぬ展開、白熱のシリーズ第2弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
気鋭の時代作家が贈る、御法度の仇討ち物語!
炎の二ケ月連続刊行、第二弾!
第一章 峠の一文銭
第二章 腹切り伝兵衛
第三章 かなづち剣士
第四章 船上の仇