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タイトル |
君が心をくれたから(キミガココロヲクレタカラ) |
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稀代の恋愛小説家が描くドラマ世界を一冊に
主人公・逢原雨は、夢を追って上京したものの、辛い過去から自分に自信が持てず、人に心を開けずにいた。しかし、故郷の長崎に戻ったある日、高校時代にただ1人心を通わせ、今もなお忘れられない男性、朝野太陽と再会する。ところが、再会を喜んだのも束の間、太陽が事故に遭ってしまう。
深い悲しみに包まれる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れ、告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。 その「奇跡」とは、「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」というものだったーー。そして雨は、太陽のためにその“奇跡”を受け入れることに。あまりにも過酷で不条理な宿命。雨はそれをどのように受け入れ、立ち向かうのか。
深い切なさと純粋さに包まれた美しくも切ないドラマとして恋愛小説の名手・宇山佳佑が書き下ろしたオール脚本を掲載。オリジナル短篇2編と、主演俳優2人(永野芽郁さん、山田裕貴さん)へのインタビューも収録。
「心」に刺さる純愛と、光る言葉たちをいつでも見返すことができる一冊。話題をさらった名ドラマの世界にいつでも立ち返ることができる、まさに永久保存版。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者・宇山佳佑さんと言えば、繊細で美しい言葉の数々や想像力を掻き立てる鮮やかな描写で読者を魅了する、恋愛小説の名手。そんな宇山さんが脚本を手掛け、大好評を博した月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。ストーリーの切なさもさることながら、一語一語、言葉をとても大切にして紡がれた描写の数々は、まさに「心」に刺さります。そして、この脚本コンプリートブックには、ドラマで印象に残った台詞はもちろんのこと、その世界観を完成させる書き下ろしの短篇も収録。この短篇が加わることで、主人公の雨と太陽、そして彼らを取り巻く人物たちやエピソードの数々がより一層輝きを増します。
また、その他にも、主演の永野芽郁さん、山田裕貴さんがこのドラマのセリフについて答えてくれたレアなインタビューも掲載。2人の中で印象に残った台詞とは、何話のどんな台詞だったのでしょうか。
この1冊でしか読むことのできない、貴重な内容を多数盛り込み、ドラマの中で印象深かったフレーズやエピソードをいつでも携えておくことができる、宇山作品の魅力がぎっしり詰まった珠玉の一冊です。
【プロローグ】奇跡のはじまり 5
第一話 『赤い傘と花火の約束』 10
第二話 『マカロンは恋と夢の味』 79
第三話 『初恋の想い出』 128
第四話 『青い春の香り』 174
第五話 『すべて魔法のせいにして』 222
第六話 『声の手ざわり』 272
第七話 『明日を生きる理由』 317
第八話 『きっと誰よりも幸せな今』 359
第九話 『いつか見る景色のために』 402
第十話 『人生いちばんの笑顔で』 440
最終話 『雨の音色と未来の約束』 481
【特別短編】あなたが羨む人生を 521
逢原雨役 永野芽郁さん インタビュー 554
朝野太陽役 山田裕貴さん インタビュー 556