累計110万部突破の〈もぐら〉シリーズ、新章第二弾!
沖縄南部開発の利権を求め、暗躍するいくつもの影。張り巡らされる黒い罠が、もぐらの血が覚醒した竜星に襲いかかる!
座間味組を解散に追い込んで一年余、「もぐら」こと影野竜司の血を引く竜星は平穏な日々を送りながら、自らの生きる道を模索していた。家族や周りの大人たち、そして親友の真昌さえも、悩みを抱えた竜星の目にはまぶしく映るのだった。
その頃、沖縄南部開発を巡って不穏な噂が流れていた。楢山ら沖縄県警が警戒するなか、座間味組の伝説の武闘派ヤクザとして恐れられた綱村啓道が、二十年ぶりに刑務所から出所しようとしていた……
新たな戦いのなかで、竜星や真昌は何を見、何を思うのかーー