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国際関係研究の方法(コクサイカンケイケンキュウノホウホウ) |
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国際関係はどのように研究すればよいか.気鋭の国際関係研究者がゲーム理論,計量分析,テキスト分析,サーベイ実験といった方法を解説しながら,安全保障や国際貿易・金融,難民問題を題材に量的方法による分析を実践し,国際関係研究の醍醐味を示す.
序 章 国際関係研究の方法(鈴木基史・飯田敬輔)
第1部 制度と戦略:ゲーム理論
第1章 同盟のゲーム理論分析:事前協議制度と安心供与(石田 淳)
第2章 WTO紛争処理制度のゲーム理論分析:GATT21条を手がかりとして(飯田敬輔)
第3章 貿易交渉と貿易戦争の2レベルゲーム分析:米中貿易戦争を事例に(石黒 馨)
第4章 国内抗議活動と国際貢献をめぐるゲーム理論分析:国連平和維持活動への部隊派遣を事例に(岩波由香里)
第2部 制度の効果:計量分析
第5章 地域制度の計量分析:東アジア地域金融制度の浸透(鈴木基史)
第6章 国際制度としての国境の計量分析:国境画定がもたらす民族紛争への影響(伊藤 岳)
第7章 外交の計量分析:外交使節制度の衰微と再生(浅野 塁・井奥崇輔・栗崎周平)
第3部 制度と理念:テキスト分析
第8章 国際難民制度のテキスト分析:UNHCRにおける北欧諸国の発言を事例に(中山裕美・土井翔平)
第9章 国際金融制度のテキスト分析:IMFとAMROの国別報告書の比較(松尾晃孝・鈴木基史・宇治梓紗)
第4部 制度と認識:サーベイ実験
第10章 核兵器タブーをめぐるサーベイ実験:日本人の認識を事例に(ジョセフ グリエコ・松村尚子・多湖 淳)
第11章 核抑止制度をめぐるサーベイ実験:第二撃の実行条件(小濱祥子)
終 章 国際関係研究の展望(飯田敬輔)