憲法の全体像が一望できる、コンパクトなテキスト。立憲主義の歴史から説き起こし、憲法のしくみを独自の視点で整理、背後にある理論と法体系を明解に解説する。最新判例・重要論点を網羅し、話題の憲法問題もカバー。新しい時代に生きる学生、社会人必携の1冊。
第1編 憲法序説
第1章 主権国家と立憲主義
第1節 憲法の概念
第2節 主権国家
第3節 立憲主義
第2章 西欧における立憲主義の歴史
第1節 イギリス憲法史
第2節 アメリカ憲法史
第3節 フランス憲法史
第4節 ドイツ憲法史
第5節 立憲的意味の憲法の標準的な内容
第3章 日本における立憲主義の歴史
第1節 大日本帝国憲法
第2節 日本国憲法の成立
第2編 憲法総論
第4章 日本国憲法の国内的正統性
第1節 国民主権
第2節 象徴天皇制
第3節 単一国家と連邦国家
第5章 日本国憲法の国際的正統性
第1節 国際協調主義
第2節 平和主義と戦争放棄
第3編 憲法が保障する権利
第6章 憲法が保障する権利・総論
第1節 「人権」と「憲法が保障する権利」
第2節 憲法が保障する権利の基本原理
第3節 憲法が保障する権利の分類法
第4節 自由権総論
第5節 請求権総論
第6節 平等権総論
第7章 憲法が保障する権利・各論
第1節 防御権
第2節 特定行為排除権
第3節 請求権
第4節 平等権と差別されない権利
第5節 包括的基本権
第6節 憲法が保障する権利の特殊な適用
第7節 制度的保障
第8節 憲法上の義務
第4編 統治機構
第8章 統治機構・総論
第1節 統治機構に関する諸原理
第2節 国法の諸形式と相互関係
第9章 統治機構・各論
第1節 有権者団
第2節 天皇
第3節 国会
第4節 内閣
第5節 裁判所
第6節 地方公共団体
第5編 憲法の変動と保障
第10章 憲法の変動
第1節 憲法の改正
第2節 革命
第3節 憲法の保障