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タイトル |
アメリカ教育改革のポリティクス(アメリカキョウイクカイカクノポリティクス) |
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連邦教育政策を通して格差・貧困問題に立ち向かうために,1965年にアメリカで制定された「初等中等教育法」が50周年を迎えた.この半世紀に同法の修正法をはじめ「障がいのある個人のための教育法」など連邦議会での重要な立法過程に長年関与した第一人者が,余すところなくその背景,過程,今後の課題を解説する.
Jennings, Jack, Presidents, Congress, and the Public Schools: The Politics of Education Reform (Harvard Education Press, 2015)を全訳する.
前書き(マイケル・ファウワー)
序 章 初等中等教育法50周年の意義とその再考
第I部 公正を求めた闘い:初等中等教育法の原点
第1章 初等中等教育法への道のり
第2章 連邦教育援助の目的の焦点化ーー1965-78年
第3章 規制の負担がもたらした変革ーー1978-2015年
第4章 連邦教育援助施策は効果的だったのか
第II部 スタンダードとテストで結果責任を問う政策の功罪
第5章 4人の大統領によるスタンダードにもとづく改革
第6章 スタンダードにもとづく改革は効果的なのか
第III部 連邦教育政策における司法の役割
第7章 障がいのある子どもへの教育とバイリンガル教育
第8章 人種,性別,言論における平等政策の帰結
第9章 学校教育への連邦関与からの教訓
第4部 教育における連邦責任の再検討ーー新たな発想による政策提言
第10章 学校教育に関する最大の問題
第11章 教授学習過程を改善する連邦資金援助
第12章 憲法および法律による良き教育の保障
終 章
エピローグ
付録 重要な出来事の年表ーー1948-2013年
翻訳者解説
Presidents, Congress, and the Public Schools: The Politics of Education Reform
Jack Jennings