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タイトル |
夜明けをまつどうぶつたち(ヨアケヲマツドウブツタチ) |
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本書は、2019年に南米アマゾンの森林で発生した大規模火災の悲劇をもとに創作されました。アマゾンは日本の裏側、つまり日本からもっとも遠い場所に位置します。そんな遠く離れた国のこと、自分には関係ないと思いがちですが、決してそうではありません。大量の二酸化炭素を吸収していることから「地球の肺」とも呼ばれる世界最大の熱帯雨林を失えば、温暖化は加速し、気候変動はとめられなくなります。物語は、火災の煙によって姿が見えなくなった太陽を探しに、動物たちが森の奥へと歩き出すところから始まります。少し怖いですが、心と目を開いてページをめくってください。動物たちの祈りが聴こえてくるはずです。森林火災とその再生を描いた2022年スペイン「ベスト児童書賞」受賞作品。