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タイトル 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺(コゴコロオヤゴコロ アイセンドウカシバナシ)
著者名 田牧 大和(タマキ ヤマト)
出版社名 文藝春秋
ジャンル 文庫
isbnコード 9784167920678
書籍のサイズ 文庫
発売日 2023年07月05日
販売価格 825
チラよみURL
サーチ
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さちの友だち、おとみが母親に捨てられた!?  境遇が移り変わっていく幼い少女たち。 物語を彩るのは、初夏の上菓子三品。 さちが遊びに行ったおとみの家で、おとみの母親が百瀬屋の上菓子を出してくれた。おとみは、上菓子を生まれて初めて食べた様子。 さちは「藍千堂の方が美味しい」と感じるが、「でも、どうして上菓子を出してくれたのだろう」。さちが微かな違和感じた次の日、おとみの母はいなくなった。 おとみの母は、おとみを残して町火消の組頭に嫁入りした。嫁ぎ先が生さぬ仲の娘を嫌ったため、おとみは置き去りにされたのだ。大工の伯父夫婦が養女として引き取ることで、すでに話は済んでいた。 大工は金を握らされ、おとみを引き取ったと噂されている。頑固で口下手な叔父に馴染めず、またその叔父から「おさちとは、あまり仲良くするな」と諭され、不安になるおとみ。そんな時、事件がおこり、おとみは「藍千堂」へ逃げ込んできてーー。 おとみの騒動をきっかけに、ふと自分の境遇に思いをはせるさち。なぜ、自分の年齢がひとつ減ったのか? 急に、「とと様」が自分の父になった訳は? さちも少しずつ大人になっていくーー。






 
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