時は元禄。金銀産出の激減に苦しむ佐渡で、立て続けに怪事件が起こった。
御金蔵(おかねぐら)から消えた千両箱、三六名が命を落とした落盤事故、
能舞台で磔(はりつけ)にされた斬死体、割戸から吊り下げられた遺体…。
いずれの事件現場にも血まみれの能面「大癋見(おおべしみ)」が残されていた。
振矩師(ふりがねし)の静野与右衛門は、奉行から広間役(ひろまやく)の間瀬吉大夫の助手として、
事件の真相解明を命ぜられる。
吉大夫に反発しながら、調べを進めるうち、その才覚と人物、謎めいた過去に強く惹かれてゆくがーー。
佐渡金銀山に隠された恐るべき秘密とは?!
能面の謎を解いたとき、天下を揺るがす驚愕の真相が明らかになる!
新潟日報連載時でも好評だった。連載終了した後、12月15日の紙面に読者から、「日々連載小説から元気をもらっていたという投稿が掲載された。現地の酒造元・尾畑酒造から、本作に出てくる日本酒と同じ名前の「旅烏」という純米無濾過原酒「旅烏」が発売されるなど、佐渡でも、小説とのコラボで、盛り上がっている。
2023年3月28日より、11月22日まで新潟日報に連載。毎日の挿絵は地元の美術系学校の生徒が担い、日々、興味深いイラストが掲載。連載時、現地の酒造元・尾畑酒造から、本作に出てくる日本酒と同じ名前の「旅烏」という純米無濾過原酒「旅烏」が発売されるなど、新潟、佐渡でも盛り上がっている。
新潟で、以下のイベントが確定している。
*赤神諒氏 刊行記念トークイベント&サイン会開催日時:4月7日(日)13:30〜(開場13:00)会場:新潟日報メディアシップ20F そらの広場*新聞連載の挿絵も展示。<さし絵展示>(180点ほど)期間:4月7日(日)〜4月21(日)会場:新潟日報メディアシップ20F そらのギャラリー