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タイトル |
バッハの音符たち 新装版(バッハノオンプタチ シンソウバン) |
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「バッハの譜面ときたら本当にすごいのだ!」--
大作曲家たちの“すごさ”“素晴らしさ”が楽しくわかる! すべてのクラシック音楽ファン座右の書、日本クラシック界の重鎮・池辺晋一郎の代表著作『音符たち』シリーズ(作曲家別10作+傑作集、計11作)。最終巻『大作曲家たちの音符たち』刊行にあわせ、特に人気の高いバッハ、モーツァルト、ブラームス、ベートーヴェンを新装版で一挙刊行!!
「こむずかしそうな学者的解説やアナリーゼは避け、名曲の楽譜に並んだ“音符たち”の、いわば『行間』から裏側をのぞき、そこからオッと思える芽を見つけ、摘み取り、いじくりまわしてみるーーそれらを『同業者』として作曲家の立場で行う」という同シリーズのコンセプトのもと、偉大なるバッハが創り上げた名曲の名曲たるゆえんを軽妙洒脱な筆致で説き明かす。
はじめに
第1章ーーバッハの譜面は本当にすごいのだ
第2章ーー「G線上のアリア」はジャンルを超える!
第3章ーー旋律のユニークな作り方 ブランデンブルク協奏曲
第4章ーー史上最大の大作? ゴルトベルク変奏曲
第5章ーー「シャコンヌ」をフルコースで 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 第5曲 シャコンヌ
第6章ーー毅然、決然の協奏曲 ヴァイオリン協奏曲
第7章ーー「トッカータとフーガ ニ短調」のディーテイル
第8章ーー「トッカータとフーガ ニ短調」のすごさ
第9章ーーモチーフの集積・インヴェンション
第10章ーーゲームの捧げ物 音楽の捧げ物
第11章ーー非和声音と調性の魅力 平均律クラヴィーア曲集第1巻より プレリュード ロ短調
第12章ーー「コーヒー・カンタータ」は小オペラだ!
第13章ーートリオ・ソナタ、そして通奏低音
第14章ーー常識的でないバッハ シェメッリ賛美歌集より
第15章ーーひとりオーケストラ イタリア協奏曲
第16章ーー分散和音のレシピ 無伴奏チェロ組曲
第17章ーーEUのさきがけ・ポロネーズ 管弦楽組曲
第18章ーー200年の先見性!〜バッハは十二音主義者 平均律クラヴィーア曲集第1巻
第19章ーーデュオにはソロも含まれる! ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ
第20章ーーソロにはデュオも含まれる! 無伴奏フルートのためのパルティータ
第21章ーーバッハはロマンティスト 「主よ、人の望みの喜びよ」
第22章ーー音符を書くという労働 3台のチェンバロのための協奏曲
第23章ーーバッハは優しかった 「フランス組曲」による性格判断
第24章ーートレランス(寛容) 「マタイ受難曲」の精神