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タイトル |
リヒャルト・シュトラウス(リヒャルトシュトラウス) |
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高校生から研究者までを対象とした伝記シリーズの決定版。リヒャルト・シュトラウス生誕150周年にあたる2014年、待望の刊行。著者は、デビュー作『バラの騎士の夢』(1997春秋社)の後、数々のセンセーショナルな著書を生み出している気鋭の音楽学者、岡田暁生。
「19世紀ヨーロッパ市民の時代」の黄金期に生まれ、その最後の幕を引いた超人シュトラウス。世紀転換期の作曲家の中でも抜きんでた音楽技法を持ち、最晩年になってなお、比類のない作品を生み出した。このことは、シュトラウスの生きた「時代」においてどのような意味を持ったのか。当時の社会や音楽界の様相を絡めて描いた生涯篇では、《最後の四つの歌》の内面性など、著者独自の視点も読みどころのひとつ。作品篇では、シュトラウスの作曲技法が浮き彫りとなる緻密な楽曲分析を堪能できる。