最新の研究成果を盛り込んだ画期的なシベリウス伝の誕生! 豊富な資料にもとづくことで、従来の誤ったデータを修正。作曲家シベリウスの真実の姿に迫る。「生涯篇」では数々の知られざるエピソードに光を当て、シベリウスの複雑な人物像や交友関係、苦難に満ちた創作活動を丁寧に描き出している。幻の交響曲第8番が破棄された理由、30年にわたる晩年の謎めいた沈黙についても、新しい解釈を加えた。続く「作品篇」では、これまでほとんど言及されてこなかった諸作品の真価、その隠れた魅力に注目。さらに「資料編」の作品一覧では、未出版の作品データを詳細に掲載するなど、シベリウス作品の全体像が克明に見て取れる。シベリウス没後60年、フィンランド独立100周年を記念した究極の1冊。