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タイトル |
SEを極める50の鉄則(エスイーヲキワメルゴジュウノテッソク) |
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SE(システムズエンジニア)とSEを部下に持つSEマネジャが、顧客から信頼され、仕事で成果を出せるようになるための鉄則を50件、提案する。
SE向けには「迷った時の判断基準は顧客が51、会社が49」、「多種多様な経験を積み、キャリアは自分で作る」など、SEマネジャ向けには「独りでぶらっとお客様を訪問する」「SEマネジャは使われる立場」など、記憶に残る鉄則が並ぶ。
いずれも顧客との接し方、社内外から協力を得るコツ、部下の力を引き出すやり方を述べたもので、人に関わる重要な鉄則ばかりである。このためITの仕事をするSEとSEマネジャにとどまらず、すべてのエンジニアと技術マネジャに役立つ内容になっている。
著者は「コンピューターからアプリケーション、組織、人まで、色々なシステムに関わって仕事をする、だからシステムズエンジニアだ」と述べている。技術や組織、人をシステムとみなし、そうした様々なシステムを組み合わせて問題を解決し、価値を創造するプロフェッショナルがSEだとすればITの仕事をしている人だけがSEではない。
変化が激しい技術や手法の解説ではないこともあり、本書の鉄則は時代を超えて生き続けてきた。初版は2000年に発売され、シリーズで13万部が売れ、書店にSE本のコーナーができるきっかけになった。
「創業以来、入社してくる社員には必ず、この本を渡してきた。『顧客が51、会社が49』の姿勢がとれているかどうかを人事考課の対象項目にしている。今後も全社員に読ませ続ける」「エンジニアになって20年近く経ち、色々悩んでいる時にこの本に出会い、物の見方を教わった。本の帯に『SEバイブル』と書いてあった通り、常に手元に置いて読み返し、部下に勧めてきた」
こうした愛読者の方々から寄せられた「全社員に読ませ続けたい」「後輩に手渡したい」という要望に応え、2019年に新装版を発行。本書はこの新装版を日経文庫化した。