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タイトル |
知的財産権の事例から見る民法(チテキザイサンケンノジレイカラミルミンポウ) |
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本書は、平成29(2017)年の債権法を中心とする民法大改正を受けて令和元(2019)年に刊行した「弁理士・知財担当者のための民法」を基に、その後の法改正等の状況も踏まえ、また幅広い読者の方々にご活用いただけるよう、記述を見直し、内容をアップデートしたものです。
本書は、民法の財産法(総則、物権、債権)の概要につきコンパクトにまとめたものですが、知的財産権に関する事例を中心に記述しており、タイトルのとおり、知的財産権の事例で民法を概観できることが、数多の民法に関する書籍の中での本書の最大の特徴となります。本書は、日本弁理士会研修所の「民法・民事訴訟法基礎研修」のテキストとして使用されますが、この研修と「能力担保研修」を受講して特定侵害訴訟代理業務試験の合格を目指す弁理士だけに留まらず、知的財産権法を学ぶ学生や企業等の知的財産権担当者といった方々のお役にも立てるよう、豊富な事例を挙げながら分かりやすく解説していますので、読者の方々におかれましては、本書を十分に活用して民法の基礎知識と考え方を身につけていただければ幸いです。
第1編 総則
第1章 通則
第2章 人
第1節 私権の享有
第2節 能力
第3節 失踪の宣告
第3章 法人
第4章 物
第5章 法律行為
第1節 総則
第2節 意思表示
第3節 代理
第4節 無効及び取消し
第5節 条件及び期限
第6章 期間
第7章 時効
第1節 総則
第2節 消滅時効
第2編 物権
第1章 総則
第2章 占有権
第1節 占有権の取得
第2節 占有権の効力等
第3章 所有権その他の本権
第1節 所有権と用益物権
第2節 共有
第3節 担保物権
第3編 債権総論
序章
第1章 債権の目的
第2章 債権の効力
第3章 多数当事者の債権債務
第1節 総則
第2節 不可分債権・債務
第3節 連帯債権・債務
第4節 保証債務
第4章 債権譲渡・債務引受
第5章 債権の消滅
序節
第1節 弁済
第2節 相殺
第3節 更改・免除・混同
第4編 債権各論
第1章 契約
第1節 総則
第1款 契約の成立
第2款 契約の効力
第3款 契約の解除
第4款 定型約款
第2節 贈与
第3節 売買・交換
第1款 総則
第2款 売買の効力
第4節 消費貸借
第5節 使用貸借
第6節 賃貸借
第1款 総則
第2款 賃貸借の効力
第3款 賃貸借の終了
第7節 雇用・請負
第8節 委任・寄託
第9節 組合・終身定期金・和解
第2章 事務管理
第3章 不当利得
第4章 不法行為